今の世の中はパラレルワールド?現実軸とSNS・オンライン軸について

先日、彼女とLINEのやりとりについて少し揉めた。原因は彼女と僕のLINEに対しての考え方が違うことだ。LINEというよりSNSでのメッセージのやりとりになるのか。今回の話し合いでかなりLINEを始めとしたSNSへの考え方が二人の間で異なることがわかったし、すごく興味深いものだったので、記載してみようと思う。

 

僕らは毎日LINEでメッセージのやりとりをしている。他愛もない話が多い。

そのLINEで今回、揉めた発端は彼女のLINEの返信が遅いときがあり、その遅い返信に僕がフラストレーションを貯めてしまったためだ。

僕は、LINEが来たら1,2時間以内には返す人だ。それに対して彼女は1,2時間で返ってくるときもあれば4,5時間返ってこない時もある。

そこで僕は思う。なんで4時間も返ってこない?4時間もスマホを見ないもしくはLINEを開かない時があるのか?それで4時間後に何事もなかったように返信がくると僕はとんでもなく違和感を感じる。4時間も間が空く会話って何?その間に触れることなく進められるLINE上での会話って成り立っているのか?

するとそれに対して彼女は言う。SNSでの会話と現実世界での会話は違う。内容を違えば時間感覚も違う。SNS上での会話は自分が好きな時に返せば良いと思う、と。

さらに続ける。変な話、インスタのDMとLINE、ツイッターのDM全てで会話するけど、全ての会話で話している内容は違うし、LINEに返信が来てもインスタのDMに返信が来ないことはざらにある。

 

なるほど。オンラインでの会話はもはや現実の会話とは異なる物だ。いっそ会話と呼ぶべきではない。チャットか。チャットでの返信が現実での返信と異なるから違和感を感じるとかフラストレーションが溜るというのは畑違いなコメントなのだ。青リンゴを指指しながらリンゴなのに赤くないのは変じゃない?と言い続けているのと同じだ。全く別のもなのだ。現実での会話には現実でのルールがあって、オンラインでのチャットにはチャットのルールがある。

難しいのは、その二つは分離しているようで完全に分離しているわけではないということだ。同じ時間に2つの会話の軸がある。つまり現実とオンラインの2軸、パラレルワールドなのだ。人は器用に二つの会話軸を渡り歩いている。現実を歩いている時もあれば、ふとオンラインを歩く。

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パラレルワールドのイメージ

大半の人(特に若者)がそれを違和感に覚えずやりくりしている。僕は出来ていない笑 インスタにストーリーを投稿しているのにLINEが返さない人の心境がわからない。それは僕にSNSの軸が欠けていて柔軟性がないからだろう。

 

僕の彼女は言っていた。例えば、異性がいる飲み会に参加したとして、そういう時はLINEをこまめに返す。飲み会という現実軸で他の人と会話をしていても、SNS軸にこまめに寄って、恋人とチャットをすることで繋がっている感を強く感じられ飲み会でも不安にならずに済む。

はぁぁーーーなるほどねぇと思った。まぁ僕は飲み会の場を全力で楽しみたい人だから、飲み会中はLINEの返信ができませんとあらかじめ言う。そんな器用に2軸を渡り歩けない笑

 

今の世の中、僕の方が少数派なのかもしれない。彼女には1軸が悪いわけではないけど、これからの時代2軸の考えは必須だから作っておくのもいいと思うよと言われた。LINEはコミュニケーションツールではなくなりつつあるという話も聞いたし、LINEしかやっていない僕はどんどん置いて行かれるのかもしれない。既に置いて行かれているきもするけど。

でも価値観として納得出来ていないしやりたいとも思わない。それを理解しようとは思うけどね。

 

今回は難しい話でした。こんなことでもしっかり話してくれる彼女は素晴らしい人だと思う。LINEもなるべく早く返すように心がけると言ってくれた。僕もパラレルワールドでやれるよう軸を増設する努力をしようと思う。

 

以上