Q思考を読んで

本日は、Q思考という本を読んで思った事を書いていきます。

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この本は「『Q』からアプローチすれば、どんな難問であっても、本質に切り込める」という事を様々なエピソードと共に紹介している本です。

 

『Q』とは何か。作者は『Q』には3ステップあるとしている。

ステップ1は現状に対して「なぜ?」と質問をすることである。

これは子供のようになぜ?を繰り返さなくてはいけない。自分の知識で分かっていると思っている事項であっても、想定よりわかっていないのが人間だ。わかっていると思い込んでいる。この質問により、物事の本質を問うことができる。(5回なぜを繰り返すというようなフレームワークは有名だ。) それにより、問題や課題などの検討事項を把握することができる。

 

ステップ2はステップ1で洗い出された検討事項に対し、「もし~だったら」という仮定を設定する。

 

ステップ3ではステップ2で仮定した事を再現するには「どうしたらよいか」を思考する。それにより打つべき施策がわかる。

 

これらのステップは一度でうまくいく訳がないので、何度も徹底的にサイクルさせる。

ただ、この質問をサイクルさせるとあらゆる問題や課題を解消できる。

自分が今苦労している課題など目先の事柄から自分の人生の方針といった壮大な事柄まで。

この本では、ステップ1~ステップ3を実施するためのマインドやコツなんかを詳しく紹介しているが、ここでは割愛する。気になる方はぜひ読んでみて欲しい。

 

これを読んだ感想は、「あぁーいつも自分がやっていることだなぁ」であり、「それを言語化してくれてありがたいな」であった。ただ、この『Q』をあらゆることに使っているかと言われると出来ていないと思う。例えば、自分の人生について考える時は『Q』を考えている途中で迷子になってしまったり、挫折してしまったりする。その結果、自分の人生の方針は未だに固まっておらずゆらゆらしている。例えば、仕事で何か問題を解決するとき『Q』を考えるが、全ての業務で考える事はないし、『Q』のステップ2「もし~だったら」の検討が足りていないことも多々ある。

『Q』の質を高めていく必要があるのは間違いなく、これは実践でのみ実現できるのではないかなぁと思っている。この『Q』ができる人は強いし、これからの時代も変化に合わせて生きていく事ができると思う。

 

以上