日本の対応の遅さ、なんとかならない?

6月2日に発動された東京アラート。緊急事態宣言が解除され、外出する人が増えたことで感染者が増加したため発動された。感染者は若者が多く、夜の街の人混みが原因と推測されているみたい。

東京アラートが発動されてから初めての週末がやってくるということで、昨日のニュースは若者に自粛を求める報道がいも多く見られた。

 

「こっちにも生活がある」「これ以上の自粛は難しい」

そんな声が夜の街をはじめとした各地から挙がっている。

間違いない。緊急事態宣言が解除されたのだ。1ヶ月の自粛を耐え、やっと仕事が出来るとなった途端訳の分からない東京アラートというものが発動された所で誰が仕事をやめようか。

 

もそも自粛要請するなら手当や補助金を出すなど国民の生活を最低限保証するのが国の役割だ。

国は補助金を出しているけど?10万円給付されるじゃん!

いやいやいや。補助金や給付金が届くのが遅すぎる

企業に対しての補助金は申請に時間がかかって、まだ補助金が届いていない所が多い。欧米では補助金給付がだいぶ進んでいる。予算のうちの70%,80%くらいは給付済みで第二弾の補助金施策を考えているところもある。それに対して日本は予算の20%くらいじゃないだろうか。予算額こそ欧米に引けを取らない額だが、それをスピーディーに配布できないと意味がない。

個人向けの10万円の給付金も届いていない。マイナンバーカードを持っている人じゃないとオンラインで申し込みできないとかふざけたことを抜かす始末。

 

し話が脱線するけど、マイナンバーカードを全員が持っていて、銀行口座と紐付いていたら給付は容易でスピーディーであっただろう。全員がオンラインで申し込んで、銀行に政府は銀行に振り込めば良いのだから。けど実際はほとんど普及していない。政府はこれを気に一気に普及させようとしているみたいで、マイナンバー通知カードを使えないようにするみたいだけど、やり方が良くない。これでは弱いモノいじめと捉えられても仕方ない。政府はしっかりとマイナンバーカードの意義を国民にわかりやすく伝え、意義を理解してもらった上でマイナンバーカード普及をしていかなくてはいけない。

 

を戻そう。自粛を要請するなら、補助金を支給するべきで、予算は確保されているけど、実際に補助金を必要としている人の手元に届くのが遅すぎるという話だった。

ではなぜ遅い対応になってしまうのか。

それは政府主導で物事を進めようとしすぎているからだと思う。

政府主導で進めようとする結果、政府内に有識者がいない分野において思考が至らない。どう考えても色々な人の意見を踏まえ、相互に補完し合いながら進めていった方が良い施策が早くできあがり実行される。施策案の一般公募でもしたらどうだろうか。

実際に、失業手当の申し込みが殺到し窓口がパンクしたアメリカでは、政府がGoogleに助けを求め、コールセンター業務にAIを導入したことで作業効率が格段に上がったらしい。

 

応の早さが求められる非常事態は特に政府主導ではなく、民間にうまく委託することが必要になっている。

政府主導でやっていく時代はもう終わりだ。このままだと世界から置いて行かれる。変化を好まない体質とか言っている場合じゃない。