アメリカ大統領選の仕組み!
半年後の2020年11月3日は何の日でしょうか?
それは、世界で最も注目される国の大統領選挙の日です。その国はもちろんアメリカ。
共和党のトランプ現大統領の再選か、民主党候補ジョーバイデンの当選か。
そもそもアメリカの大統領選ってどんな感じで進んでいくのか?気になって調べてみたので書いておきます。
アメリカの大統領選では2大政党である共和党と民主党から1人ずつ候補者が選ばれて一騎打ちになります。決めるのは国民による投票ですが、それが少し変わっています。
まず国民による投票は州ごとに行われます。そして州ごとに共和党と民主党の候補のどちらが勝敗がつきます。50州には人口に応じて、ポイントが割り振られており、候補者は勝利した州のポイントを獲得することが出来ます。獲得したポイントの合計が多い方が勝者となり、アメリカの大統領として選ばれます。全州のポイントを足すと538ポイントになり、勝つためには過半数の270ポイントを獲得する必要があります。人口に応じたポイントが州には割り当てられるため、人口の多い州で勝利することが重要となってきます。例えばカリフォルニア州で勝利すると55ポイント獲得出来るので、カリフォルニア州は重要な州となります。
この後のスケジュールとしては8月までに各政党で候補者を1人に決め、9月に各政党の候補者が一騎打ちで討論会をし、選挙までそれぞれアピールをします。共和党は現大統領のトランプがそのまま出馬することになります(アメリカ大統領は8年間できるため)。民主党はジョーバイデン氏になるのではという見方が強いです。
少しだけ各政党の特徴を説明すると、
共和党:小さな政府。ネイティブアメリカンと呼ばれる白人系の人の支持を集める。
って感じです。
トランプ大統領にとって、今回の選挙は大統領として5年目、つまり再選がかかっています。今までの大統領選挙を見るとほとんどの大統領が再選を果たしています。果たせていない大統領を見ると原因は主に2つ。スキャンダルか経済状況の悪化です。
トランプ大統領は前回の大統領選で自身の当選の為にロシアと裏工作をしたというネタがあり、スキャンダルになりかねません。さらに近頃のコロナショックにより、経済の悪化は避けられず、トランプ大統領は苦戦を強いられるでしょう。半年後にはどうなっているのか。目が離せません。
p.s
州ごとにポイントが割り振られると書きましたが、正確ではありません。50州全てのポイントを足しても全ポイント538ポイントにはなりません。実はアメリカの首都ワシントンD.Cに3ポイントが割り振られています。ワシントンD.CのD.CはDistrict of Columbiaの略でワシントンD.Cは実はどこの州にも含まれておらず、ワシントン特別区として扱われています。なんでも13の州が集まってイギリスから独立し、アメリカ合衆国を建国したときに、首都として設置されたらしいです。恥ずかしながら知らなかったので衝撃です笑