去年書いたやつ!

未知との遭遇

血糊でいっぱいのマリオとかピカチュウの軍団、セクシーなランジェリーを着た外国人のおっちゃんだったりが一ヶ所に集まって歩き回るイベントが日本には存在する。特に行くあてがある訳でもなく、時には写真を撮りながら、ただただ歩く。その人集りは通勤ラッシュの満員電車で乗客が各々好き勝手に酒を片手に歩いてるみたい。

10.31のハロウィンだ。いや、正確には渋谷のハロウィン「渋ハロ」だ。

今年、渋ハロの警備(DJポリスは今や風物詩だ)に渋谷区の税金1億円が投入されたのを知っている渋ハロの参加者はどれくらいいるんだろうか。しかも渋ハロの参加者は渋谷区民ではないのがほとんどらしい。区民からしたらたまったもんじゃない。

俺は人混みが好きじゃないから行かないけど、人に出してもらった1億円で遊ぶってどんな気持ちなんだろう。15万の出費でヒーヒー言ってる俺には分かるわけがない。けど、警備側の人の気持ちなら想像に難くない。だってセクシーなランジェリーを来た外国人のおっちゃんの介抱なんてしたくない。セクシーなお姉さんだったら少し考えるけど。

夜通しお祭り騒ぎの人集りを安全の為に誘導するのは誰なのか。夜が明けて朝が来た時、街中に散乱したゴミを片付けるのは誰なのか。荒らされたトイレを綺麗にするのは誰なのか。参加者にはそれを考えて渋ハロを楽しんで欲しいなっていうのが暇な大学生のちょっとした長めの独り言。