ジェネリック医薬品ってなんですの???

「”ジェネリック医薬品”でいいですか?」

薬局で処方箋を出すときに聞かれたことがある人も多いでしょう。ジェネリック医薬品とは何なのか。気になって調べてみた。

 

ジェネリック医薬品新薬と同じ有効成分で作られ、「医薬品、医療機関等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」にもとづく厳しい基準や規制をクリアした薬らしい。

 

薬は開発した会社が特許を取ると、20~25年の間、その会社が独占的に製造と販売を行う。この特許が切れた後に別の会社が同じ有効成分を用い、開発するのがジェネリック薬品である。そのため、ジェネリック医薬品の効果は元の薬と同じであり、また、開発期間が短くコストを抑えられるので価格が安い。しかも飲みやすく改良されていたりする。国が認めているため副作用の心配も少なく、万が一副作用があっても医薬品副作用被害救済制度という制度が適用される。

 

日本での普及率は72.6%でアメリカでの普及率は90%らしい。

これは医療費の個人負担の差だろうか。日本は3割負担に統一されているが、アメリカでは統一されておらず、基本的に負担割合が高い。そのためアメリカ在住の人はなるべく安い薬を買おうとジェネリック医薬品にするのかもしれない。

日本での医療費の個人負担を除いた7割は税金である。高齢化が進むこれから、ますます医療費に充てる予算は増えていくはずなので、国民が意識してジェネリック医薬品を選択することは微々たるものかもしれないけど必要なことになるだろう。